気功師の自分史

東京近郊に道場を構える気功師から依頼されて、生い立ちや考え方、現在の活動を本にまとめました。以前から付き合いのある先生で、何度が記事にしたこともありますし、気功を個人的にお願いしたこともあります。

「本を出したいんだが……」と電話で相談を受けて、電車とバスを乗り継いで先生の道場に向かいました。これまで気功師として数十年間活動してきたが、そろそろ自分の考え方や活動を本にまとめたいとのことです。
もちろん、こちらとしては異存ありません。すぐに取材が開始され、後から見積もりを出し、これも認められました。

先生は日本海側の都市の出身で弟と二人兄弟。優秀な兄弟で、二人ともトップクラスの国立大学を出ています。弟はその大学の教授まで登り詰めています。
先生は大手企業に就職しましたが、「人間とは」「生きるとは」などを考えるうちに東洋思想に行き当たり、気功に興味を持ち、その道場に通うようになりました。

才能もあったのでしょう。道場内で頭角を現し、副業で気功を提供するようになります。
本格的に気功道場を開いたのは企業を定年退職してから。自宅の庭に道場を建て、相談者に対応したり、門下生の育成に当たっています。

今回の本では人間性の神秘について触れています。
半年ほどの執筆期間となりました。難しいテーマでしたが、できあがりには先生も満足され、私も安心しました。