母親への自分史プレゼント

関東某県に住んでいる方からの依頼です。私のホームページを見て、メールで相談があり、こちらから電話して確認しました。
内容は、実家の母親に自伝を作成してプレゼントしたいとのこと。依頼してきた方は50歳代で、母親は70代の方でした。母親が元気でぼけないうちに、何かしてあげられることはないかと考え、自伝を作成することにしたそうです。

とてもおしゃべりなお母さんで、子どもや孫が来ると、自分の昔話をよく聞かせるとのことでした。それなら大丈夫かとも思いましたが、さすがに自伝として、その筋のプロフェッショナルが訪問し取材するとなると、恥ずかしいようでした。決定のお返事が来るまで1年ほどかかりました。

この事例では、お母さんのお宅に2回お伺いして取材しています。ページ数は50ページ。すべてを語ると膨大な量になるのでしょうが、生まれてから嫁ぐまでのことにまとめています。
自分の故郷や子ども時代、女学校時代の話を生き生きと語っていただきました。

インターネットの簡易印刷で部数は30部。料金は50万円ほどになっています。安い金額ではありませんが、とても親孝行になったと思います。
この費用は子ども兄弟や一部の孫が供出しています。
このような事例がもっと多くあってもいいと考えています。子どもが親に自伝をプレゼントする。素晴らしことではありませんか。
親孝行ばかりではありません。親の人生をまとめることで、自分のルーツを確認することにもなります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です